高齢者向けクイズのネタ集
施設のレクや、家族の会話づくりに
高齢者向けにクイズを用意するとき、意外と難しいのが「ちょうどよさ」です。難しすぎれば黙り込んでしまい、やさしすぎれば馬鹿にされたように感じる。ここでは出題のコツと、そのまま使える問題例をジャンル別に紹介します。
出題するときの5つのコツ
1. 正解率8割を目安にする
全問正解では張り合いがなく、半分も解けないと自信をなくします。10問なら8問くらい解ける難易度が、いちばん気持ちよく続きます。迷ったらやさしめに振ってください。
2. 昔の知識が活きる問題を混ぜる
昭和の出来事、童謡、ことわざ、旧国名など、人生経験がそのまま強みになる問題は喜ばれます。若い世代が答えられない問題に正解できると、場の空気が明るくなります。
3. 二択・三択から始める
選択肢が多いほど難易度は上がります。反応が鈍いようなら、まず二択に落とすと参加しやすくなります。「どっちだと思う?」は答えやすい問いかけです。
4. 答えのあとに一言添える
「正解は〇〇でした」で終わらせず、「実は△△なんだそうです」と豆知識を添えると、そこから会話が生まれます。クイズの目的は正答率ではなく、頭を使うことと会話です。
5. 間違いを訂正しすぎない
間違えたときに強く訂正されると、次から答えるのが怖くなります。「惜しい」「私もそう思いました」と受けてから正解を伝えるくらいがちょうどよいです。
そのまま使える問題例
ことば・漢字
- 「したたか」を漢字で書くと? → ①僅か ②強か ③細か(答え:②)
- ものを人に例える表現方法を何という? → ①擬態法 ②擬人法(答え:②)
- 4月は和風月名で何という? → ①弥生 ②水無月 ③霜月 ④卯月(答え:④)
- 「晦日(みそか)」とはいつのこと? → ①週の最終日 ②月の最終日 ③年の最終日(答え:②)
暮らし・雑学
- ワシとタカを分けているのは主に何の違い? → ①なし ②大きさ ③色(答え:②/大きい方がワシ)
- 将棋盤のマス目は全部でいくつ? → ①49 ②64 ③81 ④100(答え:③)
- シロクマの毛の色は? → ①白 ②グレー ③透明(答え:③)
- 東京タワーの高さは? → ①222m ②333m ③444m ④634m(答え:②)
- 郵便マーク「〒」のもとになったものは? → ①ローマ字のT ②カタカナのテ ③漢字の丁(答え:②)
からだ・健康
- 成人の体の水分量はどれくらい? → ①20〜30% ②50〜60% ③70〜80%(答え:②)
- 記憶をつかさどる脳の部位は? → ①扁桃体 ②視床下部 ③海馬(答え:③)
- 健康な人でもがん細胞は発生している? → ①はい ②いいえ(答え:①)
計算
暗算は難易度を調整しやすいのが利点です。二桁の足し算・引き算から始め、慣れてきたら三つの数を足すなど段階を作ります。速さを競わせないことが大切です。
- 13 − 7 は?(答え:6)
- 5 + 7 + 5 は?(答え:17)
- 底辺10・高さ10の三角形の面積は?(答え:50)
施設のレクリエーションで使う場合
複数人で行うときは、個人戦にしないのがコツです。正解数を競わせると、答えられない方が苦痛になります。チーム対抗にする、あるいは全員で相談して答えを決める形にすると、参加のハードルが下がります。
- 難聴の方がいる場合は、問題文を紙にも書いて提示する
- 選択肢は指で数を示せるようにすると、発話が難しい方も参加できます
- 1回15分程度、10問前後が集中の続く目安です
- 答えの解説から雑談に広げると、そこが一番盛り上がります
毎日続けるなら、仕組みにする
問題を毎日用意するのは、意外と負担の大きい作業です。ご家庭で続ける場合は、既成の問題が用意されている仕組みを使う方が長続きします。
クイズファミリーには、ここで紹介したような問題が10分類・全500問収録されています。親御さんはクイズを解くだけ、ご家族は結果を通知で受け取るだけ。「孫の誕生日は?」のような家族オリジナルの問題も追加できます。雑学クイズは登録なしで29問お試しいただけますので、難易度の感覚をつかんでみてください。